2016/3/25撮
国道5号で蘭越市街に出る。新見温泉郷の案内看板を見て、尻別川を渡ってから道道268号に乗り換え、約11kmでニセコ新見温泉に到着。山腹に「ホテル新見本館」と「新見温泉ホテル」の2軒の宿が並んで建っている。山の中とあって、周囲は雪が高く積もっていた。3月末で「新見本館」「新見温泉ホテル」の両館とも閉館となった。
明治41年(1908)4月、新見温泉は開祖・新見直太郎翁により発見され、明治45年(1912)7月、新見温泉が開業した。昭和29年(1954)、新館が完成。昭和34年(1959)に一族の訴訟問題が発生し骨肉の争いとなる。昭和35年(1960)、直太朗氏の次男が独立し新館で「新見温泉ホテル」が営業を始めると、直太朗氏の長男側が本館を「蘭越温泉新見本館」に改称して営業。昭和45年(1970)、本館を新築して、「ホテル新見本館」に改称する。
・参考資料
「新蘭越町史」
明治41年(1908)4月、新見温泉は開祖・新見直太郎翁により発見され、明治45年(1912)7月、新見温泉が開業した。昭和29年(1954)、新館が完成。昭和34年(1959)に一族の訴訟問題が発生し骨肉の争いとなる。昭和35年(1960)、直太朗氏の次男が独立し新館で「新見温泉ホテル」が営業を始めると、直太朗氏の長男側が本館を「蘭越温泉新見本館」に改称して営業。昭和45年(1970)、本館を新築して、「ホテル新見本館」に改称する。
・参考資料
「新蘭越町史」
「新見温泉ホテル」の営業は既に終了していた。
受付で入浴料(500円)を払って、浴場に向かう。休憩所には古い写真が展示されている。
◇温泉分析書(脱衣所掲示)
◎1号泉
平成18年7月20日に作成した温泉分析書(北海道薬剤師会公衆衛生検査センター)。泉温:64.4℃(気温:18.8℃)、湧出量:135ℓ/分(自然湧出)、pH値:7.3、溶存物質:1.567g/kg、成分総計:1.584g/kg、泉質:カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉(低張性中性高温泉)(旧泉質名:含芒硝-石膏泉)
◎2号泉
平成18年7月20日に作成した温泉分析書(北海道薬剤師会公衆衛生検査センター)。泉温:65.1℃(気温:18.8℃)、湧出量:68ℓ/分(自然湧出)、pH値:7.3、溶存物質:1.538g/kg、成分総計:1.542g/kg、泉質:カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉(低張性中性高温泉)(旧泉質名:含芒硝-石膏泉)
平成18年7月20日に作成した温泉分析書(北海道薬剤師会公衆衛生検査センター)。泉温:64.4℃(気温:18.8℃)、湧出量:135ℓ/分(自然湧出)、pH値:7.3、溶存物質:1.567g/kg、成分総計:1.584g/kg、泉質:カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉(低張性中性高温泉)(旧泉質名:含芒硝-石膏泉)
◎2号泉
平成18年7月20日に作成した温泉分析書(北海道薬剤師会公衆衛生検査センター)。泉温:65.1℃(気温:18.8℃)、湧出量:68ℓ/分(自然湧出)、pH値:7.3、溶存物質:1.538g/kg、成分総計:1.542g/kg、泉質:カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉(低張性中性高温泉)(旧泉質名:含芒硝-石膏泉)
◇温泉成分に影響を与える項目その他
・当館の飲料泉及び浴槽に注ぐ温泉は、原則源泉100%であり、かけ流しとなっている。
・外気温の高い折等は、第一浴場及び露天風呂は加水している。
・打たせ湯は常時加水している。
・露天風呂は第一源泉と第二源泉の混合となっている。
・外気温の高い折等は、第一浴場及び露天風呂は加水している。
・打たせ湯は常時加水している。
・露天風呂は第一源泉と第二源泉の混合となっている。
◇第2浴場
ロビーから左の廊下を進むと第2浴場がある。脱衣所にコインロッカー(100円返却式)設置。
・内風呂
大浴槽1槽。シャワー付カラン3台、シャンプー・ボディソープ完備。
14時~14時10分、浴槽内で計測(湯口はミニボトルで採取)。冬季源泉100%掛け流しで、塩素系薬剤未使用。
無色透明の湯。微弱塩味、ほとんど無臭。側壁湯口から2号源泉が約20ℓ/分ほど注いでいる。溢れた湯は湯縁からオーバーフローしている。さらりとした浴感である。
無色透明の湯。微弱塩味、ほとんど無臭。側壁湯口から2号源泉が約20ℓ/分ほど注いでいる。溢れた湯は湯縁からオーバーフローしている。さらりとした浴感である。
湯口:温度47.5℃、pH7.4、ORP値は186mvに収束した。
浴槽:温度42.1℃、pH7.7、ORP値は184mvに収束した。
浴槽:温度42.1℃、pH7.7、ORP値は184mvに収束した。
・露天風呂(混浴)
2016/3/25撮
当日、露天風呂は清掃日で入浴できず。
第2内風呂から出入りできる。湯船のタラップ付近までは男女の仕切りがある。無色透明の湯。計測時、湯口温度62.0℃、pH7.1(ミニボトルで採取して自然冷却して計測)。飲泉してみると、ほとんど無臭、微弱塩味。湯情報では、第一源泉と第二源泉の混合という。外気温の高いときは加水しているようだが、入湯時、ほぼ泉温に近いことから加水なしと思われる。湯船の中ほどで、湯温42.6℃、pH7.2を計測。溢れた湯は湯縁からオーバーフローしている。
◇第1浴場
第2浴場はロビーから東の廊下を通って離れた場所にある。脱衣所にコインロッカー(100円返却式)設置。
◇内風呂
小浴槽、超音波風呂、天然蒸気風呂、打たせ湯、飲泉所、シャワー付きカラン4台。シャンプー・ボディソープ完備。
13時30分~50分、浴槽内でORP計測(湯口はミニボトルで採取)。
13時30分~50分、浴槽内でORP計測(湯口はミニボトルで採取)。
・超音波風呂
無色透明の湯。微弱塩味、ほとんど無臭。側壁湯口から1号源泉が約20ℓ/分ほど注いでいる。溢れた湯は湯縁からオーバーフローしている。窓側の床下から泡湯が泡立っている。冬季源泉100%掛け流しで、塩素系薬剤未使用。
浴槽:温度38.9℃、pH7.7、ORP値は197mvに収束した。
・小浴槽(熱い湯)
無色透明の湯。側壁湯口から1号源泉が約20ℓ/分注いでいる。溢れた湯は湯縁からオーバーフローしている。冬季源泉100%掛け流しで、塩素系薬剤未使用。
湯口:温度46.5℃、pH7.0、ORP値は196mvに収束した。
浴槽:温度44.7℃、pH7.2、ORP値は195mvに収束した。
浴槽:温度44.7℃、pH7.2、ORP値は195mvに収束した。
・飲料泉
小浴槽と超音波風呂の間にある。注湯量約5ℓ/分。微弱塩味、ほとんど無臭。飲料すると慢性便秘、慢性肝、胆道疾患、じん麻疹、肥満症に適応するという。源泉100%掛け流しで、塩素系薬剤未使用。
温度46.5℃、pH6.9、ORP値は186mvに収束した。
温度46.5℃、pH6.9、ORP値は186mvに収束した。
打たせ湯:温度28.8℃、pH7.4、ORP値は195mvに収束した。