2017/4/29撮
国道36号沿いに面したミラーガラス張りの建物が2棟。向かって左の本館は宿泊棟で、右の湯の館(別館)が日帰り入浴専用。宿泊者は2階の連絡通路を通って別館の大浴場も利用できる。昭和61年(1986)の開業。
◇本館(宿泊棟)基本データ
食事は食堂で取る。朝食時間7時~8時30分。
朝食はバイキング形式。
◇温泉分析書(脱衣所掲示)
平成23年11日に作成した温泉分析書(環境総合科学)。泉温:47.0℃(気温:3℃)、湧出量:100ℓ/分、pH値:8.6、溶存物質:1.054g/kg、成分総計:1.055g/kg、泉質:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(アルカリ性低張性高温泉)(旧泉質名:含重曹-食塩泉)
◇温泉成分に影響を与える項目
宿泊者専用浴場はロビー近くにある。24時間入浴可。
鄙びたタイル張りの浴室にL字形の大浴槽、扇形の小浴槽、シャワー付きカラン4台を配置。階段を上がっていくと展望風呂がある。
・大浴槽
タイルの影響で微緑を帯びて見えるが、ほとんど無色透明の湯。注湯量は約10ℓ/分。知覚的にはほとんど無味無臭。溢れた湯は内側側溝に排湯。つるすべ感有り。
2017/4/28、23時40分~50分、浴槽内でORP計測(湯口はミニボトルで採水)。
源泉100%掛け流しで、塩素系薬剤未使用。
湯口:温度47.4℃、pH8.5、ORP値は-4mvに収束した。
浴槽:温度43.3℃、pH8.6、ORP値は3mvに収束した。
源泉100%掛け流しで、塩素系薬剤未使用。
湯口:温度47.4℃、pH8.5、ORP値は-4mvに収束した。
浴槽:温度43.3℃、pH8.6、ORP値は3mvに収束した。
・小浴槽
ほとんど無色透明の湯。湯蛇口の注湯量は約5ℓ/分。溢れた湯は排湯口から大浴槽の側溝に排湯している。やや熱めの湯。
2017/4/28、23時40分~55分、浴槽内でORP計測(湯口はミニボトルで採水)。
源泉100%掛け流しで、塩素系薬剤未使用。
湯口:温度47.4℃、pH8.5、ORP値は3mvに収束した。
浴槽:温度44.1℃、pH8.4、ORP値は8mvに収束した。
源泉100%掛け流しで、塩素系薬剤未使用。
湯口:温度47.4℃、pH8.5、ORP値は3mvに収束した。
浴槽:温度44.1℃、pH8.4、ORP値は8mvに収束した。
ミラーガラス越しに外の景色が目に入る。ほとんど無色透明の湯。注湯量は数ℓ/分。溢れた湯は湯縁からオーバーフローしている。40℃を切った温めの湯。
2017/4/29、4時40分~50分、浴槽内でORP計測(湯口はミニボトルで採水)。
源泉100%掛け流しで、塩素系薬剤未使用。
湯口:温度46.5℃、pH8.5、ORP値は38mvに収束した。
浴槽:温度38.8℃、pH8.6、ORP値は54mvに収束した。
源泉100%掛け流しで、塩素系薬剤未使用。
湯口:温度46.5℃、pH8.5、ORP値は38mvに収束した。
浴槽:温度38.8℃、pH8.6、ORP値は54mvに収束した。
算式を利用して標準水素電極基準に変換してから電位-pH図を作成。Ehは図表の通り。
いずれの浴槽も還元系に属し、温泉としての鮮度は良好である。
・大浴槽AI(△)(エージングの進行度mv)
ORPeq(平衡値mv)=(0.84-0.047×8.6)×1000=435.8
AI(△)=435.8-196≒240
いずれの浴槽も還元系に属し、温泉としての鮮度は良好である。
・大浴槽AI(△)(エージングの進行度mv)
ORPeq(平衡値mv)=(0.84-0.047×8.6)×1000=435.8
AI(△)=435.8-196≒240