洞爺湖畔に建つ6階建ての「大和(だいわ)旅館 アネックス」。平成25年(2013)9月、「大和旅館」が平成5年(1993)に閉館した保養所をリニューアルしてオープン。“annex”はラテン語由来の別館を意味する。
◇基本データ
プレートに乗ったシンプルな和食、焼き魚(塩鮭)。ご飯・味噌汁・コーヒーはセルフサービス。
◇温泉分析書(脱衣所掲示)
平成27年3月2日に作成した温泉分析書(北海道立衛生研究所)。泉温:50.3℃(気温:3℃)、湧出量:1410 ℓ/分(混合)、pH値:6.7、溶存物質:3.024g/kg、成分総計:3.159g/kg、泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物泉(中性低張性高温泉)(旧泉質名:含塩化土類-食塩泉)
洞爺湖温泉利用協同組合は金毘羅山火口西側で地熱発電を目指して開発した約100度の新源泉KH-1(掘削深度1430m、湧出量250ℓ/分)を、平成26年11月末から同温泉街の入湯用に利用した。集中管理する組合配湯所まで高温の新源泉KH-1を引くことで、当面は加温しない温泉が供給可能となる。
洞爺湖温泉利用協同組合は金毘羅山火口西側で地熱発電を目指して開発した約100度の新源泉KH-1(掘削深度1430m、湧出量250ℓ/分)を、平成26年11月末から同温泉街の入湯用に利用した。集中管理する組合配湯所まで高温の新源泉KH-1を引くことで、当面は加温しない温泉が供給可能となる。
◇温泉成分に影響を与える項目
・源泉100%の湯は、ろ過、循環等の処理を一切施していない。
◇浴場
浴場は地階にある。脱衣所前は休憩所になっている。コインランドリー設置。コインロッカーは置いていない。
◇内風呂
タイル張りの浴室に、高温湯、低温湯、空の浴槽を配置。シャワー付きカラン5台、シャンプー・ボディソープ完備。
緑褐色を帯びた濁り湯。湯口から混合泉が約20ℓ/分ほど注いでいる。知覚的には、微弱塩味・微弱金気臭。溢れた湯は隣の低温湯に流れていく。やや熱めだが、滑らかな肌触りの浴感である。
湯口:温度48.1℃、pH6.8、ORP値は214mvに収束した。
高温湯:温度43.7℃、pH7.2、ORP値は204mvに収束した。
高温湯:温度43.7℃、pH7.2、ORP値は204mvに収束した。
・低温湯
緑褐色を帯びた濁り湯。溢れた湯は湯縁からオーバーフローしている。丁度良い湯加減である。
低温湯:温度41.1℃、pH7.2、ORP値は204mvに収束した。