緑ヶ丘公園に沿った道道216号(八千代帯広線)から常盤通りに入ってすぐ近くに「パール温泉」がある。名前の通り、外壁は白いパール調のタイル壁になっている。
昭和63年(1988)、掘削深度1534m(ストレーナー深度1286m~1534m)で温泉井を完工し、翌平成元年(1989)、温泉銭湯が開業。深夜の2時まで営業している。
●参考資料
「北海道地熱温泉ボーリングデータ集~1990」(北海道立地下資源調査所)
昭和63年(1988)、掘削深度1534m(ストレーナー深度1286m~1534m)で温泉井を完工し、翌平成元年(1989)、温泉銭湯が開業。深夜の2時まで営業している。
●参考資料
「北海道地熱温泉ボーリングデータ集~1990」(北海道立地下資源調査所)
◇日帰り入浴情報
■帯広市緑ヶ丘8丁目、入浴料420円、11時~翌2時、定休日毎月1日
券売機で入浴券を購入。広々としたロビーに休憩所を設けている。監視カメラ設置。脱衣所にロッカー有り。
◇温泉分析書(脱衣所掲示)
平成16年10月13日に作成した温泉分析書(北海道薬剤師会公衆衛生検査センター)。泉温:45.1℃(平成16年9月22日、気温:16.2℃)、湧出量:※ℓ/分(動力揚湯)、pH値:9.2、溶存物質:0.511g/kg、成分総計:0.511g/kg、泉質:アルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性高温泉)(旧泉質名:単純温泉)
※掘削当初は150ℓ/分あったが、現在の湧出量不明。
※掘削当初は150ℓ/分あったが、現在の湧出量不明。
◇温泉成分に影響を与える項目
・温泉資源の保護と衛生管理のため一部循環。循環途中雑菌滅菌の処理をするカルサイン(貝殻加工)の中を通し、衛生面での努力をしている。保健所「該当」確認シール添付。
・加水・加温なし。
カルサインは、ホタテの貝殻を焼成したもので除菌・抗菌作用があるといわれる。
貝殻焼成カルシウムについて
・加水・加温なし。
カルサインは、ホタテの貝殻を焼成したもので除菌・抗菌作用があるといわれる。
貝殻焼成カルシウムについて
◇内風呂(男湯)
湯口台から42.8℃(6/28計測時以下略)、pH9.2の循環湯(新湯補給含)が落水している。知覚的には、モール臭、微弱塩味。湯船の中ほどで、湯温41.5℃、pH9.2を計測。溢れた湯はカルサインを敷いた側溝に流れ込んでいる。側溝が循環戻り口になっている。湯口量の増減によって、間欠的に側溝は満水と減水を繰り返し、満水のときに側溝から床タイルへのオーバーフローが認められる。循環&一部かけ流し併用方式と査定。湯情報によると一部循環とあるが、循環湯量のほうが圧倒的に多いようだ。滅菌にカルサインを使用しているので塩素臭はない。ぬるつるした浴感は水かきが出来たような錯覚すら覚える。
◇ORP計測
11時20分頃、採水した試料を駐車場でORP計測(採水10分後の計測で浴槽内でのリアルタイム計測ではない)。循環&一部かけ流し併用方式で、塩素系薬剤未使用(カルサイン使用)。
ORP値は、主浴槽湯口が126mv、主浴槽が112mvに収束した。
ORP値は、主浴槽湯口が126mv、主浴槽が112mvに収束した。
算式を利用して標準水素電極基準に変換してから電位-pH図を作成。Ehは、主浴槽湯口が318mv、主浴槽が312mvになる。温泉としての鮮度は普通に良好と考えられる。パール温泉で使用しているカルサインはどこのメーカーか不明。酸化還元電位を低下させるものもあるが、酸化作用のあるヒドロキシルラジカルを発生させるカルサインもあるようだ。
除菌・制菌・消臭に効果あり「カルサイン」
環境ビジネス製品カルサイン(温泉用)
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