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Channel: 北海道・源泉マニアの突撃入湯レポ
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【帯広市】 たぬきの里温泉「たぬきの里・ファミリーバス」立寄り(平成28年6月再湯)

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たぬきの里、クリックでオリジナルサイズたぬきの里、クリックでオリジナルサイズ

 1階は受付・レストコーナー、地階は温泉大浴場、2階はファミリーバス、3階から5階は賃貸マンションになっている。入居者は無料で大浴場を利用できる。昭和58年(1983)9月に深度1,300m掘削してモール系の温泉が湧出し、昭和61年(1986)11月27日、「たぬきの里」がオープン。

・参考記事
【帯広市】たぬきの里温泉「たぬきの里 温泉大浴場」立寄り (平成23年3月再湯) (平成27年9月ORP計測追記)
◇基本データ
帯広市西5条南15丁目11、家族風呂入浴料:一人1時間600円、営業時間:12時~24時、定休日:無休

ロビー、クリックでオリジナルサイズ

1階フロアの券売機で家族風呂券(大人1時間600円)を購入してから受付の従業員に渡すと、「子たぬき○」の番号札を手渡される。公衆浴場は地階にあるが、家族風呂は2階にある。
◇温泉分析書(受付掲示)
温泉分析書、クリックでオリジナルサイズ

 平成16年10月13日に作成した温泉分析書(北海道薬剤師会公衆衛生検査センター)。泉温:(浴槽)42.7℃(平成16年9月22日、気温:16.4℃)、湧出量:500ℓ/分(聴取、自噴)、pH値:8.8、成分総計:0.405g/kg、泉質:アルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性高温泉)

泉温は湧出口でなくて大浴場で計測している。昭和59年2月9日の北海道立衛生研究所の泉温は43℃。昭和59年の知覚的試験では微弱硫化水素臭となっている。
◇温泉成分に影響を与える項目
・特に掲示はないが4項目該当なし。源泉掛け流し。

2階廊下、クリックでオリジナルサイズ

 上階に上がってみると、廊下を挟んで「子たぬき」の部屋が12室(4と9の数字は欠番)と一番奥のほうに「大たぬき」の部屋が一室(現在、使用不可)。「子たぬき」の部屋の細部は多少異なるものの基本的に似たような構造。

脱衣所、クリックでオリジナルサイズ

 子たぬき16号の脱衣所。照明SWは廊下側。長いす、脱衣かご、手洗器のほかに、扇風機を設置。以前、真空管式のテレビがあったが、撤去している。ドライヤーあり。
家族風呂、クリックでオリジナルサイズ洗い場、クリックでオリジナルサイズ

 浴室の戸を開けると、一瞬モール臭が鼻腔をくすぐる。浴室は一般家庭の浴室より心持ち広い。洗い場にはシャワー付カランが1台、シャンプー類は置いていないので各自用意。

浴槽、クリックでオリジナルサイズ湯口、クリックでオリジナルサイズ

 ウーロン茶色半透明の湯。注湯量は約30ℓ/分。知覚的には微弱たまご・モール臭、微弱タマゴ・重曹味。溢れた湯は湯縁からオーバーフローしている。
湯浴み、クリックでオリジナルサイズ泡、クリックでオリジナルサイズ
 微細な泡が表面に流れ、体に泡が纏わりつく。モール系のぬるぬるした浴感あり。
湯口ORP計測、クリックでオリジナルサイズ浴槽計測、クリックでオリジナルサイズ浴槽ORP計測、クリックでオリジナルサイズ
 2016/6/21、16時10分~20分、浴槽内でORP計測(湯口はミニボトルで採取)。源泉100%掛け流しで、塩素系薬剤未使用。

湯口:温度43.8℃、pH9.0、ORP値は-222mvに収束した。
浴槽:温度43.2℃、pH9.0、ORP値は-171mvに収束した。

電位−ph図、クリックでオリジナルサイズ
↑クリックで拡大
 算式を利用して標準水素電極基準に変換してから電位-pH図を作成。Ehは図表の通り。
 還元系に属し、温泉としての鮮度は良好である。

・浴槽AI(△)(エージングの進行度mv)
 ORPeq(平衡値mv)=(0.84-0.047×9.0)×1000=417
 AI(△)=417-22=395

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